第2位「さびしんぼう」★第2位「さいびんしんぼう」これは、もちろん富田靖子を見るための映画です。このころの富田靖子はなんとかわいいんでしょうか。(別に私はそっちの趣味はありません、念のため)富田は、病気の父親を抱えた薄幸の美少女と、さびしんぼうとうという謎の少女(母親の少女時代の姿)の二役を見事に演じ分けています。特に、さびしんぼうの演技が光っています。主人公の高校生・ヒロキ(美尾としのり)に寄せる密かな恋心。それを見せまいと無理に反抗的な態度をみせるあいらしさ。そして雨の石段での別れで見せる切ないまでの哀愁。できることなら富田靖子にはこのときのままでいて欲しかった。時間とは何と残酷なのでしょうか。 この映画もできれば、「R30」指定にしたいところ。特に昔ピアノが弾ける女の子にあこがれを抱いた男性には、ぜひ見てほしい映画です。少女が弾くショパンの「別れの曲」には、思わずキュンとなること請け合いです。 公開時、世界の黒沢が涙を流して絶賛し、スタッフ全員に見ろと言ったいう傑作。作品としての完成度は、転校生よりこっちのほうが上かもしれません。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|